2019
DOI: 10.1007/s00253-019-10291-6
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Enzymatic characterization and regulation of gene expression of PhoK alkaline phosphatase in Sphingobium sp. strain TCM1

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“…ず,紫色酸性ホスファターゼ(PAP)などの金属依存 性ホスホエステラーゼファミリーに属する (18) . 筆者らは,TCM1 株の PDE を取得するため,その菌 体から PDE 活性を有するタンパク質( -PDE)を精製 した (19) (21) .いずれも補因子として金属イ オンを有する分泌酵素であり,微生物では主にリン源を 獲得する役割を担っている.PhoA は,細菌からヒトに 至るさまざまな生物種に見いだされる典型的な APase で あり,多様なリン酸モノエステル化合物に作用する (21) . PhoX はα-やγ-プロテオバクテリア,シアノバクテリア やクラミドモナスなどに見いだされており,海洋性細菌 の主要な APase とされている (22) .PhoD は,土壌細菌の 主要な APase とされ,PME 活性に加えて高い PDE 活性 も有している (23,24) .PhoK は Sphingomonad 細菌に見い だされ,多様なリン酸モノエステル化合物を加水分解す ることができる (21) .大腸菌は PhoAしか有していないが, ほかの多くの細菌は異なるファミリーに属する APase を 複数有しており,多様な有機リン化合物からのリン源の 獲得を可能にしていると考えられている (25)…”
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“…ず,紫色酸性ホスファターゼ(PAP)などの金属依存 性ホスホエステラーゼファミリーに属する (18) . 筆者らは,TCM1 株の PDE を取得するため,その菌 体から PDE 活性を有するタンパク質( -PDE)を精製 した (19) (21) .いずれも補因子として金属イ オンを有する分泌酵素であり,微生物では主にリン源を 獲得する役割を担っている.PhoA は,細菌からヒトに 至るさまざまな生物種に見いだされる典型的な APase で あり,多様なリン酸モノエステル化合物に作用する (21) . PhoX はα-やγ-プロテオバクテリア,シアノバクテリア やクラミドモナスなどに見いだされており,海洋性細菌 の主要な APase とされている (22) .PhoD は,土壌細菌の 主要な APase とされ,PME 活性に加えて高い PDE 活性 も有している (23,24) .PhoK は Sphingomonad 細菌に見い だされ,多様なリン酸モノエステル化合物を加水分解す ることができる (21) .大腸菌は PhoAしか有していないが, ほかの多くの細菌は異なるファミリーに属する APase を 複数有しており,多様な有機リン化合物からのリン源の 獲得を可能にしていると考えられている (25)…”
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“…)見いだした (25) .大腸菌で発現させた (21) . 微生物の有機リン化合物の分解代謝にかかわる酵素の 多くは,環境中の無機リン酸濃度により発現が転写レベ ルで制御されており,Phoレギュロンと呼ばれる (26) .無 機リン酸欠乏条件下では,転写因子であるPhoB が Phoレ ギュロン遺伝子のプロモーターに存在するPhoボックス と呼ばれる配列に結合することで転写が誘導される (26) . そこで, 遺伝子の転写制御を解析したところ (25) , 換されると考えられている (34) (33) . そ こ で, TCM1 株と PY1 株を組み合わせて用いた TDCPP の無害 化を試みた (35) .…”
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