1990
DOI: 10.11639/formersjst.31.2_61
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理科教授・学習における児童・生徒の思考の特徴―科学的概念の形成と理解の実態調査・研究を基礎にして一

Abstract: 点を明らかにした。それは、児童•生徒の思考が、 (1)生活的概念により考える、 (2)直観に依存する、( 3 ) 知覚の焦点を限定する、 ( 4 ) 変化状態に注意を集中する、 ( 5) 直線的な因果関係の推論をする、 ( 6) 状況に依存する、 ( 7)自己中心的な考え方をする、 ( 8)人間中心的な考え方をする、 ( 9)アニミズムと情 動主義的な考え方をする、というものである。また、これを基礎として理科の教授・学習への示唆 を次の五点にまとめた。それは、 (1) 児童•生徒の思考は早期に獲得・形成され、非科学的、前科学 的であることが多い、 (2) 児童•生徒は科学の概念や用語に特有の意味を付与して使用する、 (3) 児童 •生徒の概念や思考はきわめて多様な様相を示す、 (4) 児童•生徒の思考はたとえ問違っていたとし ても彼らなりの論理的一貫性をもっている、 (5) 児童•生徒がいったん形成・獲得した考え方を変え

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