Recent Advances in Cardiovascular Risk Factors 2012
DOI: 10.5772/32191
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Vascular Dysfunction in Women with Recurrent Pregnancy Loss

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“…We have reported that some women with unexplained RPL have arterial stiffness, which is a possible risk for cardiovascular disease. Autonomic nervous system plays an important role in blood pressure regulation.…”
Section: Discussionmentioning
confidence: 99%
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“…We have reported that some women with unexplained RPL have arterial stiffness, which is a possible risk for cardiovascular disease. Autonomic nervous system plays an important role in blood pressure regulation.…”
Section: Discussionmentioning
confidence: 99%
“…We have reported that women with unexplained RPL have elevated blood flow resistance in the uterine arteries and progressing stiffness in systemic arteries . Impaired uterine perfusion, which is caused by unspecified factors, may be involved in pregnancy loss.…”
Section: Introductionmentioning
confidence: 99%
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“…ると、PIH や FGR という形で発症し、さらには、 一部の流産や死産の原因となる可能性がある。こ のような女性では、不育症治療により生児を得た 後にも、血管への傷害は続き、全身的に動脈硬化 が進行することも推測される [6] 。 このように、不育症女性においては、流死産へ の対応という視点で、また、その後の一生にわた る心血管イベント発生の予防という視点でも、血 管障害に注目すべきである。 不育症のリスク因子と子宮動脈 妊娠高血圧症候群では、妊娠中に子宮動脈の血 管抵抗(Pulsatility index: PI)値が上昇する例が 多く、そのような例では FGR を来すことはよく 知られている [7] 。また、妊娠中期の子宮動脈血管 抵抗の上昇は妊娠高血圧症候群発症の予測に有用 ともされる [8] 。 非妊娠時の健常女性の子宮動脈の血流速度波形 (図1A)を見ると、拡張期切痕(diastolic notch) (矢印)は見られるが、拡張期も子宮動脈の血流 が途絶えることはない [9] 。しかし、不育症女性の 中には、diastolic notch が深く、血流の途絶(図 1B)や逆流(図1C)が見られる例も存在する。 妊娠初期の子宮循環は、placentation における 血管のリモデリングなどを反映し、妊娠の予後に も関与する可能性がある [10] 。妊娠4~5週にお ける不育症女性の子宮動脈の PI 値をみると、健 常女性に比較して有意に高値をとる(図2) [11] [18] 。このことを考えると、若 年にも関わらず、血管障害を持つ女性では、何ら かのリスク因子を持っている可能性が高い [19] 。 一般に、自己免疫疾患症例では、心血管イベン ト発症のリスクが高いことが知られている [20] 1.4 倍)とされる [22] 。また、3回以上の自然流産 を経験した女性では、各種の背景因子を調整した 後にも、心筋梗塞の発生率は約5倍、脳梗塞・出 血の発生率は 1.43 倍との報告もある [23] 。 また、死産の既往は、女性の冠動脈疾患、また、 循環器系、腎臓系の異常による死亡リスクと関連 していることが知られている [24] 。死産の既往が あることで、 年齢を調整した後にも、 動脈のプラー ク性変化の発生率は 3.43 倍 [25] 、 また、 年齢、 喫煙、 アルコール摂取量、BMI(Body mass index) 、運 動量、教育水準、妊娠回数、高血圧・高脂血症・ 糖尿病の比率などを調整した後にも、心筋梗塞の 発症率は 2.32 倍とも報告されている [23] 。 不育症のリスク因子と心血管イベント 不育症と心血管イベントとに共通するリスク因 子の代表としては、抗リン脂質抗体症候群がある。 ホルモン異常、代謝異常なども、不育症のリスク 因子であるとともに、心血管イベントのリスク因 子となりうる。また、流産後には、程度の差はあ るが感染を伴うことが多い。不育症女性における 繰り返される感染は心血管イベントのリスク因子 になることが推測されている [23] 。不育症女性に見 られることの多い不安やうつも心血管イベントの 発症と関連していることが知られている [26,27] 。 明確な病態の見られない原因不明の不育症女性 の中でも、subclinical な血管障害が存在していれ ば、その後の心血管イベントの原因となる可能性 がある。 不育症女性の全身血管の状態 PIH 妊婦では、子宮動脈のみではなく、眼動脈 の各種血流指標の異常 [28] や上腕動脈の血流依存 性血管拡張反応(Flow-Mediated Vasodilatation: FMD)の低下 [7] などの全身の血管の異常が見ら れる。更に、各種の報告をまとめたメタ解析によ り、PIH の既往のある女性では、分娩の5~ 15 年 後の虚血性心疾患、脳梗塞、静脈血栓塞栓症の 発生リスクが約2倍であることが報告されている [5] 。 私達は、非妊娠時の不育症女性において、血管 の硬化度の指標である脈波伝播速度(Pulse Wave Velocity:PWV)が、健常女性に比較して有意に 高値であり、特に、抗リン脂質抗体陽性妊婦では 著明であることを報告している(図6) [29,30] 。 この研究では、原因不明の不育症女性の中にも、 同様に PWV が高値である一群があることも明ら かになっている。また、原因不明の不育症女性で は、上腕動脈の FMD が低下していることも報告 されている [31] 。 細胞由来微小粒子(cell-derived microparticles) は活性化、 あるいは、 障害を受 けた細胞から放出され、血管内皮を刺激して白 血球や単球の接着を亢進、血管拡張因子である Nitric oxide の放出を阻害する。原因不明の不育 症女性における血管内皮細胞由来の微小粒子の血 中レベルは上昇していることが報告されており、 全身的な血管障害の存在が推測されている [32] 。 不育症女性では、抗リン脂質抗体症候群やプロ テインS低下症などの凝固異常を持つことも多 く、周産期の深部静脈血栓症や脳梗塞のハイリス ク群と考えられる。また、不育症女性に見られる PWV の 上 昇 や FMD の 低 下 は、 心 筋 梗 塞 や 脳 梗 塞などの心血管イベントの発生と関連することが 知られている。 更に、血中のホモシステイン [33] Pathophysiology of thrombosis and pregnancy morbidity in the antiphospholipid syndrome.…”
Section: なることはない。しかし、妊娠による負荷がかかunclassified