Simple Method for Dynamic Impedance of Pile Group

Consistency between the Winkler Model and Continuum Dynamics for Dynamic Pile Responses under Conditions of Lateral Loading

“…杭の地盤反力を各深度で独立したばねで評価する，いわゆる「Winklerばね」は，杭と地盤の相互作用 を簡易に評価する実用的方法として有用である 1), 2) ．Winklerばねは，元々静的な問題を対象に適用され てきた 1), 3) が，近年では，動的な問題に適用した事例も増えてきている．そこでのWinklerばねは，弾性 連続体としての地盤(以下，「弾性連続体地盤」と呼ぶ)の反力を近似するものとして仮定される(以 下，このようなWinklerばねの応用を「Winkler近似」と呼ぶ)．Winkler近似の研究は，Gazetas and Dobry (1984) の研究 4) がその嚆矢と考えられ，国内でも初期の研究として土方ら(1994) 5) や長谷川(1999) 6) がある．これらの研究により，適切なばね定数が設定されたWinklerばねを用いれば，弾性連続体地盤内 の杭の杭頭加振応答を概ね再現できることが，数値的に確認された．また最近では，(本研究の検討範 囲外である鉛直方向への加振の事例ではあるが)インテグリティ試験のシミュレーション 7) や人力によ る動的載荷試験のシミュレーション 8)…”