2010
DOI: 10.3130/aija.75.1615
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A Rhetoric of Integration on Deformed Roof Shape in Japanese Contemporary Houses

Abstract: 1. 序 1-1. 研究の背景 屋根や窓といった、建築において反復して用いられることで形式 化された慣習的な要素 注 1) は、現代建築だけでなく、伝統的な建物や 民家にもみられることから時代や地域をこえて共有された建築言語 であるといえる。そのため慣習的な建築要素は個別に建てられる建 物を文化的、社会的に関係づけるものとみることができる。このよ うな建築言語の共通性を担保した上で現代的な建築表現を展開でき ないだろうか。筆者らはこれまで建築の慣習的な要素として窓を取 り上げ、その反復する特徴から、同一と差異による修辞を明らかに した 注 2) 。 本研究では風雨や日射を防ぎ、人間が生活するシェルターを構成 する上で不可欠な要素である屋根を取り上げる 注 3) 。屋根は気候や風 土、入手できる材料による可能な構法との関係によって形成されて きた建築の慣習的な要素である。こうした屋根は切妻や寄棟といっ た基本的な屋根形に形式化され、慣習的な建築言語として定着して いるため、 屋根は家の象徴として捉えられてきた。また「軒を連ねる」 ことから街並を意味するように屋根は建築単体だけでなく風景や街 並のなかで際立った要素とし… Show more

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