2010
DOI: 10.4139/sfj.61.223
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Abstract: 1 .はじめに アルミニウムは,一般的に比重 4.5 のチタンより軽い金属 と定義される軽金属種の中で最も使用量が多い代表的な軽金 属である。しかし,自然界ではケイ素に次ぐ存在量であるに もかかわらず,アルミニウムの実用化の歴史は,銅の 7000 年, 鉄の 4000 年に比べると非常に若く,わずかに約 130 年たら ずの歴史である。その理由はよく知られるように,アルミニ ウムが酸素と非常に結合力が強く金属としての単離が容易で なかったためである。アルミニウムの実用化は,アルミニウ ムを命名したハンフリー・デービィー,さらにはエルステッ ド,ウェーラーなどの努力を経て,1886 年のホール・エルー 法による電解製錬法の出現を待たねばならなかった。 さて,このようにして得られるようになったアルミニウム は表面に数ナノメートルからそれ以上の厚さの自然酸化膜を 有するため,本来は電気化学的には卑な金属であるにもかか わらず比較的良好な耐食性を示す。事実,アルミニウムの自 然酸化膜を強化して利用する試みについての文献発行や特許 出願が各々 1857 年と 1898 年に実施されている , 。しかし, このようなアルミニウ… Show more

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