volume 87, issue 3, P123-129 2019
DOI: 10.5025/hansen.87.123
View full text
|
|
Share

Abstract: はじめに ブルーリ潰瘍は、その病変の無痛性によって特徴付け られる。この疾患は基本的に痛みのない潰瘍を特徴とし ている 1) が、創傷治療過程においてはいくらかの痛み が見られる 2) 。これらの研究は、ブルーリ潰瘍病変は最 初痛みがないことを示唆しているが、 神経再生のために、 患者は化学療法後に痛みを経験する。病理学的研究に おいては、局所神経が原因 物質である M. ulcerans 3) に よって侵され損傷を受けること、同様の神経損傷がマウ スモデルにおける mycolactone の注射によって引き起 こされることを明らかにした 4) 。両方の場合において、 神経機能を維持する上で主要な役割を果たすシュワン細 胞は、空胞変性を示した。また、神経損傷は、病理組織 学的にヒトのブルーリ潰瘍病変と同じ様子が確認され た 5) 。 ブルーリ潰瘍における神経損傷のメカニズムをさら に解明するために、培養シュワン細胞株 SW10 に対す る mycolactone の細胞傷害作用について実験を行った。 Mycolactone は、線維芽細胞、脂肪細胞、ケラチノサ イト、血管内皮細胞、骨格筋細胞で細胞死とアポトー シ…

expand abstract