volume 84, issue 1, P51-57 2015
DOI: 10.5025/hansen.84.51
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Abstract: 接触者 close…contact に対する予防投薬は、結核など の慢性感染症において既に確立されている予防疾病対策 のひとつである。ハンセン病に対しても、患者への接触 歴の有無で発症率が異なるといった報告などを背景に、 過去に同様の試みがされてきた。しかし、1981 年のダ プソン・リファンピシン・クロファジミンによる多剤併 用療法(multi-drug…therapy:…MDT)導入以後 1) 、年間新 規発症患者数は 1980 年代の推定約 55 万人から徐々に 減少 2) (図 1) 、その結果、予防投薬はハンセン病対策の 戦略から一旦忘れ去られた存在となった。世界保健機関 (World…Health…Organization:…WHO)は MDT の治療効果 を受け、感染源となり得る患者が治療にて減れば自ずと ハンセン病の原因菌である Mycobacterium…leprae への感 染も絶たれるだろうとの推測のもと、 1991 年には 2000 年までにハンセン病を撲滅するとの目標(定義:年間新 規発病率を 1 人対人口 1 万人以下にまで下げる)を掲げ た 3) 。実際に、この目標は 2005 年まで…

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